● Microsoft Visual J++ 6.0 とは何ですか ?
Visual J++ 6.0 は、Windows オペレーティング システムのパワーと Java 言語の持つ生産性を結び付けることにより、パフォーマンスの高いデータ ドリブンのクライアント/サーバー ソリューションを、Windows と Web に短時間で構築および配布する方法を提供します。Visual J++ 6.0 の双方向 RAD ツールと Windows Foundation Classes (WFC) を使用すると、Windows ベースのアプリケーションとコンポーネントが短時間で構築できます。WFC は、Win32 API のカプセル化および単純化を行う、オブジェクト指向フレームワークです。Win32 API に直接アクセスできるので、魅力あるアプリケーションを低予算で短時間に開発し、これまでに投資してきたソフトウェア資産を活用でき、さらに、Microsoft Windows プラットフォームに用意されている開発環境、サポート、リソースの活用も可能です。
● Visual J++ 6.0 の新機能は ?
次のような重要な機能が加わりました。
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- 生産性の高い IDE 柔軟で生産性の高い RAD 環境により、信頼性の高いソフトウェアを短時間で開発できます。データ ドリブンの強力な Web アプリケーションで利用できる、双方向のビジュアルなデザインが用意されています。
- Windows Foundation Classes(WFC) Win32 API の豊かなカプセル化機能を持つオブジェクト指向フレームワークで、Windows プラットフォームの持つパワーと機能が利用できます。
- 再利用可能なコンポーネントの作成機能 WFC コンポーネントと ActiveX コンポーネントを、簡単に作成できます。作成したコンポーネントは、ツール ボックスにインストールし、これを使用してアプリケーションやその他のコンポーネントをビジュアルに構築することができます。これらのコンポーネントは、Visual J++ だけでなく、Visual Basic、Visual C++、Microsoft Word、Microsoft Excel などのその他のWindows アプリケーションから簡単に作成できます。
- ワンステップの Component Object Model 開発 Component Object Model (COM) について詳しく知らない開発者でも、再利用可能な COM コンポーネントを Java で構築できます。作成したコードは、COM ベースのツールや、Visual Basic、Delphi、Microsoft Excel などの一般的なアプリケーションで実行できます。
- 豊富なコンポーネントのサポート ビジュアル デザイナから、豊富なプリビルド コンポーネントにアクセスできます。ActiveX コントロールでは、ドラッグ アンド ドロップ操作が完全にサポートされています。
- IntelliSense テクノロジー 入力支援、パラメータ リスト情報、構文チェックなどにより、プログラム作成をリアルタイムに補助し、開発時間の短縮に役立ちます。
- データベース開発 ActiveX Data Objects (ADO) 2.
どのように筋細胞が機能する0 を使用すると、どのデータ ソースにも高速でアクセスできる、スケーラブルなデータベース アプリケーションが作成できます。WFC DataGrid コンポーネントを使用すると、機能満載のグリッドを WFC デザイナ に直接ドロップし、データ ソースにビジュアルにバインドできます。
神経系の3つの主要な部分は何ですか0 には、パフォーマンスの高いソリューションを Windows と Web 用に構築する方法について説明するサンプルも、多数用意されています。 ● Windows Foundation Classes とは何ですか ?
WFC は、Win32 API のさまざまなカプセル化機能を提供するオブジェクト指向フレームワークです。WFC を通じて、Windows プラットフォームの持つパワーと機能が活用できます。WFC は J/Direct API 上に構築されているので、機能満載の高度な Windows アプリケーションがスピーディに作成できるアーキテクチャとプリビルド コンポーネント セットが利用できます。WFC には、再利用可能な Java クラスと Java コンポーネントが 100 以上用意されており、ユーザー インターフェイス、データベース アプリケーション、サーバー側コンポーネント、複雑なビジネス ロジックが簡単に作成できます。Dynamic HTML をリアルタイムに生成するクライアント ベースまたはサーバー ベースの Java クラスを使用して、シン クライアントの Web アプリケーションを構築することもできます。
● Technology Preview 2 以降、WFC に変更が加えられましたか ?
Visual J++ 6.0 Technology Preview 2 と最終版の間に、大幅な変更はありません。変更点は、すべてパフォーマンスと安定性の向上に関するものです。アプリケーションを Visual J++ 6.0 最終版と Windows Foundation Classes に移植する場合、アプリケーションの機能に関しても、使用する WFC API に関しても、大きな違いはありません。
● J/Direct とは何ですか ?
J/Direct とは、Java コードから Windows のダイナミック リンク ライブラリ (DLL) へのアクセスを簡単にする方法です。WFC は、オブジェクト指向のクラス ライブラリ セットで、J/Direct を使用して Java で記述されています。J/Direct を使用すると、Java 開発者は従来と良く似た方法で Windows プラットフォームのアプリケーションを開発できます。J/Direct アーキテクチャはパフォーマンスが高く、同等のネイティブなアクセス メソッドと比べると、2 倍以上のスピードを実現します。J/Direct は、Microsoft SDK for Java 3.0 に同梱されています。
● Visual J++ 6.0 では、どのクラス ライブラリがサポートされますか ?
Windows Foundation Classesがサポートされます。これ以外の Java クラス ライブラリも取り込むことができます。その場合も、IntelliSense テクノロジと入力支援テクノロジが利用できます。
● Visual J++ 6.0 では、どのコンポーネントがサポートされますか ?
Visual J++ 6.0 では、Microsoft Component Object Model がサポートされます。Windows Foundation Classes は、Windows プラットフォーム上で、ActiveX および COM という既存の開発モデルのフレームワークの中で実行するように設計されています。つまり、WFC アプリケーションに含まれる現在作成中のすべてのコンポーネントは再利用できることを意味します。別の言語で作成された古いアプリケーションも WFC コードと簡単に結合できるので、これまでのソフトウェア資産が難なく活用できます。
● Visual J++ 6.0 では、複数プラットフォームにまたがる開発がサポートされますか ?
複数プラットフォームにまたがるソリューションに関しては、WFC Dynamic HTML クラスから、クライアント側かサーバー側の Dynamic HTML 生成が利用できます。また、ほかの Java ツールで作成した場合と同程度に移植性のある標準的な Java アプレットが作成できます。
● 現在市場に出ているほかの Java ツールと比べると、Visual J++ にはどのような特長がありますか ?
Visual J++ 6.0 は、基盤となるプラットフォームに簡単にアクセスできる最初の Java 開発ツールであり、強力で多機能の Windows ベース アプリケーションの構築を目指す開発者に包括的なソリューションを提供するという点で、他社製品を一歩リードしています。主要な Java ツール ベンダーの多くも WFC を組み込んだ製品を発売する予定であり、開発方法をさらに柔軟に選択できるようになります。Windows 以外のプラットフォームでは、ベンダーが Java のネイティブな機能を継続的に公開しています。どちらも、Java 開発者とエンド ユーザーの双方にとって望ましいことです。ネイティブな Java ツールの市場が成長するにつれて業務で使用するアプリケーションを Java 言語で構築する機会が増え、企業向けおよび個人向け新規アプリケーションの選択の幅が広がります。
● WFC で作成したコンポーネントは、JavaBeans や ActiveX コントロールとどのような点が異なりますか ? また、どのように相互運用するのですか ?
Visual J++ 6.0 に同梱されている WFC デザイナ では、ActiveX コントロールのライブ ホスティングと作成がサポートされます。選択できるコントロールは非常に多く、既存のビジネス ロジックとコンポーネントを組み込むときに、最も選択の幅が広いことを実感していただけます。ActiveX コントロールを作成することにより、既存の Java コードが、Windows ベースの一般的なアプリケーション (Visual Basic、Visual C++、Delphi など) で再利用できます。 JavaBeans コンポーネントを使用するには、JavaBean コンポーネントを ActiveX コントロールに変換する簡単なツールを実行します。このツールを実行すると、WFC デザイナ がそのコンポーネントのホストとなり、普通の ActiveX コントロールと同じように処理できます。
● Visual J++ で構築したアプリケーションは、Window ベースの別のアプリケーションやほかの Java アプリケーションと、どのように統合するのでしょうか ?
Visual J++ 6.0 では COM オブジェクトが作成できるので、Visual J++ 内で作成したクラスはすべて、Windows ベースのほかのアプリケーションで再利用できます。さらに、本バージョンでは、任意の COM オブジェクトを取り込み、Java 言語から直接使用することもできます。Java 開発者にとって、Windows ベースの既存アプリケーションと統合できる、非常に強力な機能です。
● Visual J++ 6.0 で構築したアプリケーションには、どのようなセキュリティが施されますか ?
アプリケーションを WFC で記述し、ローカル クライアント マシンにダウンロードした場合、そのアプリケーションがアクセスできるのは、エンド ユーザーが明示的に宣言したシステムだけです。WFC のセキュリティ制限により、不正である可能性があるローカル コードにエンド ユーザーが気付かずにダウンロードし実行することはありません。セキュリティ ゾーンの詳細については、「Security Zone オンライン マニュアル」を参照してください。
● Visual Studioに Visual J++ が同梱されなくなることはありませんか ?
ありません。Visual J++ は、Microsoft の開発ツールに欠かせないコンポーネントです。Microsoft Visual Studio は、使いやすいツールが揃った企業向け開発ツール スイートで、スケーラブルな社内アプリケーションを構築するフレームワークである Windows Distributed interNet Architecture (Windows DNA) に対応した業務用アプリケーションが構築できます。Visual Studio には、Visual Basic、Visual C++、Visual J++、Visual InterDevが含まれています。
● Visual J++ のバージョン番号が、1.1 から 6.0 になる理由を教えてください。
各製品の成熟度を反映することと、製品のバージョン番号を揃えるため、各製品と Visual Studio全体のバージョン番号を、すべて 6.0 に統一しました。
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